旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ネックの調整

久しぶりにフレットレスベースを弾いてみました。ところがネックが反ってしまったようで、音がビリつきます。
フレットがあるベースですとネックの調整は頻繁にやるのですが、フレットレスの場合はその必要がほとんどありません。ちょっとぐらい反っても音はしっかりと出るのです。


ネックの反りには二種類あります。順反りと逆反りです。
順ぞりは弦の張力でネックが引っ張られ、反ってしまうケースです。逆反りはその反対方向に反ってしまうことで、湿気が主な原因です。
順反りですと弦高が上がり弾きづらくなり、逆反りでは音がビリつきます。先週から雨の日が多かったので逆反りになってしまったのでしょう。


調整はトラストロッドで行います。逆反りですとこれを緩めます。
ビリつきは簡単に直りました。が、それだけで調整は終わりません。弦一本一本を弾きやすい高さにし、最後にオクターブ調整をしなければならないのです。


ちょっと面倒ですが、こうやることによって楽器に対する愛着が深くなるのです。
(そのくせ、なぜか人にすぐ楽器をあげてしまう私です。)