旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

接続詞

先日読んだある本は多くのことを教えてくれたのですが、どうも座りが悪いのです。確かに文章に嫌な癖があります。でも原因はそこではないようです。
読む進めるうちにわかりました。接続詞が適切に使われていない箇所があちこちにあるのです。それに気づいてからは接続詞をとばして読むことにしました。


以前の私なら、「こんな悪文を書きやがって」と本を壁に叩きつけ、読むのをやめてしまったでしょうが、そこは還暦間近の大人、お金を払った分の知識はしっかりと吸収させていただきました。
著者は東京大学を卒業後海外に留学した研究生活一筋の人のようですが、学歴と文章の熟達は正比例しませんから、それは気になりません。編集者がしっかりしていれば、こんなことは防げたはずです。


接続詞の使い方って結構むずかしいのかもしれません。ネット上の駄文などではメチャクチャに使われています。
かくいう私も、ひどいものです。気がつくと訂正していますが、一番いい訂正法は、おかしいと思ったそれを削除することです。なに、意味は十分に通じます。
とはいっても、水谷静夫の「曲り角の日本語」を読んだせいでしょうか、保守的な日本語をきちんを書きたいとは思っています。