旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

本当に欲しいもの(承前)

昨日の便りに、本当に欲しいものは「抽象的なものでなく」と書きました。それは何よりも「愛」を指していました。それ以外にもいくつか思い浮かびました。「健康」もそのひとつでしたが、私は現在その状態にありますし、病気であることを望む人はいないでしょうから、対象から外しました。
一番目が「愛」だったのは、そしてそれが他を圧していたのは、私がかってそれを欲していたからでしょう。でも今は、それが重くなってきました。
家族や友人の「愛」は欠かせないものでしょうが、強すぎると生きることにしがみつき、死を受け入れることができなくなります。(らしくもない文はここでおしまいです。)


実は二週間ほど憂鬱な状態が続いていました。慢性化しそうで、それが感情の落差を呼び、自己嫌悪も加わるようになってきました。
こんなことは今までもありましたし、その対処方も知っています。徹底的に落ち込めばいいのです。そうすれば、突然恢復します。ただ、それには数ヶ月かかるのが欠点です。
本当に欲しいものはまだ間違いなくあるはずだ。その考えは昨日唐突に私を捕らえました。目の前が少し明るくなってきました。