旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

バッハをサンプリング

バッハのカンタータを聞き続けています。
バッハの作品に付けられているBWV番号は、作品番号とは違いジャンルに分けて振られ、またその中の並びは作曲順ではありません。教会カンタータは1番から200番までです。
私はまだ10番台までしか聞いていません。どれも演奏時間は20分前後で、CD1枚には3曲収録されていますが、1曲ずつ対訳を読みながら楽しんでいます。
合唱に始まり、独唱・二重唱のアリアや、語りであるレチタティーヴォが続き、コラールで締めくくられます。器楽曲であるシンフォニアが加わることもあり、内容豊富で飽きることがありません。
そうそう、レチタティーヴォが二種類あることを知りました。オルガンの低音で始まるまったくの語りと、伴奏のある歌曲のようなものとです。後者はソプラノかアルトによって歌われています。
バッハのカンタータアルバン・ベルクのヴァイオリン協奏曲に引用されています。また、武満徹のギター曲「フォリオス」には「マタイ受難曲」のコラールが、あたかもサンプリングのように使われています。