積ん読の本のほとんどは読み通すことのできなかったものです。前書きだけで閉じてしまったり、残りわずかなのに完走できなかったりと、読み進めた頁数はまちまちですが。まったく手つかずなのは全巻を予約した本くらいでしょうか。
そんな中の一冊を読み始めました。ピンチョンの『逆光』(木原善彦訳/新潮社)です。エピグラフがセロニアス・モンクの言葉なのが嬉しいな。
「世界はいつだって夜だ。じゃなきゃ光なんて要らないさ。」
冒頭の数頁だけでピンチョン・ワールドに入っていけます。水素飛行船がいきなり登場するのですからたまりません。おまけに名前が<不都号(ふつごう)>だってさ。
1,700頁近いけど、なんとか漕ぎ着けられるでっしょ。
- 作者: トマスピンチョン,Thomas Pynchon,木原善彦
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2010/09/01
- メディア: 単行本
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