旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

資金不足

会社を経営している頃は、資金が不足する夢を何度も見ました。そんなときは冷や汗をかいて飛び起きたものです。目覚めて夢だとわかっても、大丈夫だろうかと心配になりました。零細企業の社長がやることといったら、何を置いても資金繰りなのです。
会社をやめてからはじめて、そんな夢を見ました。飛び起きることはなく、夢の中で問題を解決しましたが。
銀行からこのままでは預金が足りなくなるとの連絡がありました。そんなはずはありません。調べてみると、取り立てを依頼した手形が現金化されていません。不渡りになったとの通知はなく、私は銀行に赴きました。
その手形は銀行の手違いで交換にまわされず、そのまま残っていたのです。担当者からくだくだといいわけを聞かされましたが、そちらでうまく処理してくれればそれでいいと告げ、事務所に帰ってきました。
受け取った手形が不渡りになったことは、一度だけ実際にありました。すぐに買い戻し、裏書き先にそれを請求しました。
こんな夢はもう見たくありません。