旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

マン・レイにインタビュー

どうしてこんな夢を見たのかな、と戸惑っています。
マン・レイの家でパーティーがあるので来るようにと、彼のパートナーから言われました。私はその女性が大の苦手で、会いたくないのだけれど頼まれたことは断れないのです。しぶしぶ諒解しました。
私は美術には疎く、マン・レイだって名前を知っている程度です。それに高尚そうなサロンになんて行きたくありません。
銀座にあるマン・レイ宅に入ると大勢の人が和気あいあいとおしゃべりをしていました。早速件の女性がやってきて、今日のハイライトはマン・レイの新作映画で、上映前に彼にインタビューをしなさいと命じられました。従うしかありません。
下準備のためにマン・レイと話しました。私の知っている顔とまったく違い、まるで成功した実業家みたいな風貌です。「誰なんだろう、この人は」なんて疑問が浮かばないのは夢のいい加減なところです。
インタビューは滞りなく終り、映画が始まりました。仲間たちの作品を撮ったもので、マン・レイ自身によるナレーションが作品の難解さを解きほぐしてくれます。
夢を見ている間は、マン・レイに映画はないと思っていたのですが、何作も作っているそうです。