旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ベニー・カーター

スウィング・ジャズ、特にベニー・カーターとジャンゴ・ラインハルトを聞いています。カーターはデューク・エリントンのバンドにずっと在籍していたジョニー・ホッジズほど日本で名は知られていませんが、自らバンドを率い、作・編曲にも秀でていたすばらしいアルト・サックス奏者です。数年間ヨーロッパに移住していたことや、帰国後映画やテレビの仕事を多くこなしていたことなどが、評価を下げさせているように思えます。また、クラリネットやトランペットも演奏していたので、この道一筋が好きな人たちからは遠ざけられたのかもしれません。
1952年のJATPではカーター、ホッジズになんとバード、チャーリー・パーカーが加わった演奏が聞けます。ピアノは、伴奏にまわったときの方に凄みを感じさせる、オスカー・ピーターソンです。バードのソロはすぐにそれとわかるのですが、二人の違いは、私には聞きわけられません。
カーターはヨーロッパでラインハルトと共演しています。