旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

ペギー・スコット=アダムズ「ビル」

女性の名前が並ぶ歌と言ったら中島みゆきの「あの娘」です。「ゆう子あい子りょう子けい子まち子かずみひろ子まゆみ」と8つの名前が一気に歌われます。1983年10月のリリースです。
その12年後にペギー・スコット=アダムズが歌った「ビル」は、タイトルは男性名ですが、いくつかの女性名が出てきます。"I was ready for Mary, Susan, Helen and Jane" "I was ready for Barbara for Kim, Betty and Jane"でこちらは7名です。みゆきさんは「そんな女性たちとあなたが恋をすることはあっても、私の名前だけはその中にはない」と歌いますが、ペギーさんの方は「そんな女性たちとの浮気なら覚悟はできてたわ」なのです。でも私の叔父のビルが相手だとはねえ。
「ビル」は男性、ジミー・ルイスが作った曲で、そのせいなのか、今聞くと違和感があります。「男が好きな男とは女は競い合えない」なんてどこかで聞いたような思いを女性が抱くでしょうか。また「なぜゲイであると言ってくれなかったの」との問いに「君と暮らせば自分が変わるんじゃないかと思ったんだ」と答える同性愛者はおそらくいないでしょう。