旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

2018-05-01から1ヶ月間の記事一覧

出不精だけど

私はまったくの出不精で、旭亭から一歩も出ない日々が続いても一向に平気です。でもそれでは足腰が弱ってしまいます。仕事をしていたときは嫌でも外に出ていましたが、今は自分で自分を引っ張り出さなければなりません。近所の散歩はつまらない。そこで月に…

単眼鏡を買いました

「暁斎・暁翠伝」展で小さな絵が展示された場所には単眼鏡が置かれていました。使ってみましたが、慣れていないせいかあまりよく見えませんでした。でもそれが欲しくなりました。マイ単眼鏡があれば美術館や博物館巡りがもっと楽しくなるに違いありません。 …

北斎と応為、暁斎と暁翠

暁斎は何冊もの手本集を残しています。『北斎漫画』を描き続けた北斎のようです。『暁斎漫画』という本まであります。初めて画集で暁斎の下絵を見たときに、私は北斎に似ていると思いました。北斎は画狂人、暁斎は画鬼と称してもいました。 今回の展覧会のタ…

このカラスなら許しちゃう

「枯木寒鴉図(こぼくかんあず)」は暁斎の代表作と言えるでしょう。明治十四年の第二回内国勧業博覧会で二等賞になった絵です。 なんだ二等賞か、と言うなかれ。一等賞なしの二等賞だったのです。さらには一等賞を与えられない理由があったのです。明治三年…

美女と猫

東京富士美術館の「暁斎・暁翠伝」で一番見たかったのは「美人観蛙戯図」でした。河鍋暁斎の描く女性は浮世絵のように類型化されたものではありません。「美人観蛙戯図」の蛙の相撲を見つめる女人には憂いとほのかな色気があります。 残念なことに「美人観蛙…

東京富士美術館に行ってきました

腰痛が治ったので東京富士美術館に行ってきました。私の住む日野市の隣の八王子市にあるのですが、訪ねるのは今回が初めてです。 JR中央線の豊田駅まで歩き一駅先の八王子駅で下車、西東京バスに乗りました。10時近くですが創価大学に向かう学生で満員で…

今日から半袖

長袖や七分袖のTシャツを着ていましたが、今日から半袖にしました。 まずはポロシャツ。アロハやTシャツはもう少し先かな。 明るい色を心がけています。

サボテンの花

ベランダのサボテンの花が咲きました。 大きさは約15センチ、香りはありません。 近所の人からのいただきもので名前はわかりません。 蕾はもう一つあります。

腰の痛みが消えました

腰、よくなりました。何の治療もしていません。ソファーでごろごろしていただけです。 そうなると出かけたくなります。先日書いたあそこにです。腰痛の時期に及川茂の『最後の浮世絵師』(NHKブックス)を再読し、予習はばっちりです。

ハンナ・アーレントのユダヤ論集

昨日の東京新聞の記事でハンナ・アーレントの『全体主義の起源』と『エルサレムのアイヒマン』の新版が出されていたことを知りました。 私が初めて買ったアーレントの著作は『エルサレムのアイヒマン』でした。敬愛する鮎川信夫がこの本を必読書として推薦し…

読む、聞く、見る

理解力、聴力、視力のうち衰えが早く進むのはどれかは個人によって違いがあるでしょう。どれもが五十代と比べて劣っていないと言いたいところですが、それが願望であることはわかっています。 最も衰えたのは視力です。それならば見る楽しみを最優先すべきで…

ポスター

高校生の頃はポスターを何枚も制作しました。美術の授業は油絵が中心で、私にはなじめませんでした。ポスターは自分のバンドの演奏の告知が目的でしたが、頼まれて作ったこともあります。 横尾忠則の画集がお手本でした。レタリングは粟津潔を参考にしました…

木版画

高校の授業で木版画を彫っている夢を見ました。多色刷りです。 高校では美術を選択しましたが、木版画を制作したことはありません。エッチングはやったのかな。記憶があやふやです。 夢の中で私は新古今和歌集からの一首を彫っていました。字は下手ですから…

痛みが激しくなってきた

腰の痛みがますます強くなってきました。椅子から立ち上がるのにも一苦労です。 東京富士美術館で開かれている河鍋暁斎親娘の展覧会「暁斎・暁翠伝」に行くつもりでしたが、これでは無理です。6月24日までやっていますので、焦ることはありません。 さて…

小さな栞

私は本に傍線を引きません。気になった箇所のある頁に、新聞に入ってくるチラシで作った小さな栞を挟むことにしています。再読ではよくこの栞に出会います。なぜ挟んだのかはすぐに思い出します。 しかしこの頃はそうでもなくなってきました。どの文章に着目…

私だけか

退職して三月が過ぎました。 私の友人たちは、年上の人も、みんな働いています。転職した人、職場は変わらないけれど嘱託契約になった人、アルバイトの人など、働き方はそれぞれ違っていますが。 私は働く気がまったくありませんでした。それは今も同じです。

カラス

早朝、ゴミ捨て場でペアのカラスがゴミをあさっているのを見かけました。追い払うべきなのでしょう。 私は四年前にカラスから攻撃されたことがあります。突然上空から襲われ、後頭部に裂傷を負いました。営巣する送電鉄塔のそばを私は歩いていたようです。。…

すわ腰痛

昨年、体重が減ってから腰痛がなくなりました。私の腰痛はぎっくり腰ではなく、太りすぎに原因があったのでしょう。 古傷のある右膝の痛みは治らないとあきらめています。数年前に歩行困難になったことがあります。外科医院でヒアルロン酸を膝に注射してもら…

バターピーナッツ

音楽を聞きながら酒を飲むことは、かっては私の最高の楽しみでした。そんなときの酒はウイスキーで、ビールや焼酎は飲みません。つまみはアーモンドかカシューナッツ、それとチョコレートでした。 それが最近復活しました。ハイレゾを契機に、じっくりとジャ…

やっと上がった

国民年金・厚生年金保険の支給額変更通知書が届きました。これまでの支給額は健康保険料とほぼ同額で、生計費は預金の取り崩しで工面していました。 年金は上がっても生活が楽になるわけではありません。でも働かないと決めたのですから、それを甘受するしか…

『泥棒成金』

NHK・BSでヒチコック監督の『泥棒成金』を見ました。映画は映画館で、なんて言う気はありませんが、退職するまでは映画をテレビで見ることはほとんどありませんでした。 さて『泥棒成金』です。驚いたのが画質のよさ、まるで新作映画のようです。一度目…

テレビドラマのオーディオ装置

テレビドラマ好きで音楽も大好きな私ですから、ドラマに出てくるオーディオ装置が気になります。普通の家庭に置かれた小さなステレオは様々ですが、豪華な家の応接間には決まってラックスマンのアンプとCDプレイヤーが並んで鎮座しています。小洒落たオフ…

小遣い

昨日の東京新聞に、明治安田生命保険の調査では既婚者の小遣いは月平均二万七千円だったとの記事がありました。こんなものなの、が私の感想です。それでも昨年よりは増えたそうですが。 私の小遣いはこの金額より少し下です。年金暮らしですから仕方ありませ…

画集

美術全集は一組だけ持っています。三十年以上前に出版された『岩波美術館』です。一頁一作品で各巻二十四作品が収録されています。全二十四巻で刊行時に揃えたのですが、どうしたわけか現在は数巻欠けています。 西洋絵画はルネサンスかバロックまで、日本の…

近場でおいしいものを

年金暮らしの私にはゴールデンウィークは無縁のはずです。が、まわりはそうでなく、ついついそれに乗せられてしまいました。といっても、日野と八王子でおいしいものを食べただけですが。 さて、今週は髪を切りに行きましょう。

最近買ったハイレゾ音源

先月と今月で以下のハイレゾ音源を購入しました。 『DSDで聴くBLUE NOTE』(DSF 2.8MHz) "2xHD Jazz"(DSF 5.6MHz) Jaco Pastorius "Truth, Liberty & Soul"(flac 192kHz) Wes Montgomery "Wes Montgomery in Paris"(flac 192kHz) Eddie Daniels & Roger Kella…

プレイリスト

TuneBrowerは使いやすいソフトです。でもプレイリストの作り方がわかりません。メニューには「プレイリストの新規作成」があるのですが、保存されないのです。 私はプレイリストをそれほど利用しません。ベストアルバムやコンピレーションものの曲順を変える…

foobar2000からTuneBrowerへ

foobar2000でDSDネイティブ再生を試みてきましたがうまくいきません。DACのASIOドライバーがfoobar2000に対応していないとあきらめることにしました。DSD音源はPCM352.8kHzで聞くことができます。でもせっかく11.2MHz対応のDACがあるのですから、その能力を…

とんぼ玉

東博最後のお楽しみはミュージアムショップです。小学生の頃からいろんな物を買いました。当時の品揃えは数十点しかありませんでした。初めての買い物は、コロタイプ印刷の雪舟の水墨画だったかな。大切な宝物でした。 今回欲しかったのはとんぼ玉です。数種…

広田不孤斎コレクション

東博に来るとまずは本館の展示をじっくりと、が私の今までの見方でした。それに十分満足し、足も疲れてきますので、東洋館はどうしても「この次ね」になってしまうのです。それに焼き物の展示が多いことも、足を遠ざけさせていました。 今回は本館をさらっと…