湯島聖堂の裏手には神田明神(正式名称は神田神社)があります。
聖堂を出て明神下を通り神田明神に向かいました。神田明神下といえばご存じ銭形平次が恋女房のお静と住んでいたところです。
男だったら一つにかける かけてもつれた謎をとく
あの歌が唇に浮かんできます。が、すぐに美空ひばりの「やくざ若衆祭り唄」がそれをかきけします。
神田明神スチャラカチャン チャンチキおかめの笛太鼓
やっぱり私にはお嬢の歌のほうがあっています。
神田明神の境内に入ります。参詣の人はあまりいません。観音様とは雰囲気がまったく違います。
現在の社殿は昭和9年(1934年)に再建された鉄筋コンクリート造のもので、鮮やかな朱色に塗られています。
祭神は平将門だけだと思っていましたが、大己貴命・少彦名命・平将門神の三神が祀られていました。だいこく様・えびす様・将門さんです。
東京に三代住んでも神田明神の氏子でなければ<江戸っ子>と名乗れないとか。どうも下町育ちの私にとっては、この明神様は敷居が高いようです。