旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

税務調査は1日で終わりました。

昨日は税務調査の2日目の予定でしたが、朝、担当の事務官から電話がかかってきました。1日目の調査でATCの税務申告には問題がないことがわかったため、調査を打ち切るとのことでした。
何度も税務調査を受けてきましたが、告げられた日を残して終わったことはこれが初めてです。
自分の起業した会社で、販売管理や会計システムも私が一から作ってきましたので、それを聞いたときの嬉しさはひとしおでした。


以前働いていた会社の顧問税理士から「君は完全主義者だね」と、なかば揶揄をこめた口調で言われたことがあります。当たっていないこともないのですが、当時の私にはそれほど会計や税務に対しての知識がありませんでした。
ATCのシステムを作るときには、入力作業もすべて自分でやるのですから、それこそ完全主義に徹しようと考えました。
法人が法人として存続するために必要なことはだたひとつです。年に一度税務申告をすること、それだけです。
帳簿や証憑の管理・保存の仕方や、各種書類の書式等々、すべて税務調査を前提に考え、ケアレスミスさえなければ完璧だと思えるところまで作りこみました。今、9期分のそれは整然とキャビネットに並んでいます。


「それだけのことができれば、脱税もばれないようにできるんだろうね」と思われる方もいるかもしれません。
完全犯罪は不可能なので、完全主義者は犯罪には手を染めません。