旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

”Lodi”

C.C.R.の"Lodi"は大好きなのですが、実はずっとその存在すら知らなかった曲でした。
C.C.R.のファンなどとほざいていますが、レコードはベスト盤1枚しか持っていません。ヒット曲で好きになったバンドなので、オリジナルアルバムを揃えようとは思わなかったのです。もちろん今は、CDではありますが、すべてのアルバムとモノラルのシングルコレクションを持っています。


そんなわけで"Lodi"はラジオで知りました。アルバム"Green River" に収録されているこの曲は"Bad Moon Rising"とのカップリングでチャートイン(米52位)していますから、聞く機会はあったのでしょうが、私が聞いたのはC.C.R.の解散後でした。
淡々としたカントリーロックで、はじめて聞いたときにはそれほど印象に残りませんでした。それが何度も聞くうちに、じわっじわっと愛着が湧いてきたのです。


"Lodi"については、曲のよさをずっとわからなかったこと以外にもいくつかの恥ずかしい思い出があります。
まず読み方。ずっと「ロディ」と読んでいました。現在では「ローダイ」と表記されることもあるようですが、ジョン・フォガティは「ルーダイ」と歌っているように私には聞こえます。
それと歌詞の内容を勝手に誤解していたこと。これは"Lodi"の読み方とも関係があります。
「ロディ」を女性の名前だと思いこみ、曲調から昔の恋人を懐かしむ歌だと考えていたのです。それにしては「ロディ」と呼びかける部分がなく、ヘンだなとは感じていたのですが……。
「ルーダイ」は実在の地名だそうです。バンドが売れず、失意のままルーダイに帰ってきた。そんな内容からこの名曲ははじまります。なんだかフォガティが長い不遇時代を回顧しているような歌詞です。


キーはB♭。途中で1音上がりCになります。日本語の歌詞をつけて、ギター1本で歌ってみたいな。


Green River

Green River