旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

損なの?益なの?

このブログのプロフィールに、私は好きなものとして本、音楽と酒と書きました。でもこれは5年前のもので、現在はテレビドラマが加わっています。今シーズン、もちろんミタさんも妖怪人間も見ていますが、今日の便りは金曜日のドラマ「専業主婦探偵〜私はシャドウ」(TBS)についてです。


前回で古田新太が前妻を追いかけてパリに行ってしまい、桐谷健太とのいい感じのコンビが解消され、残念な展開になってしまいました。その回で気になるセリフがありました。
主人公、深田恭子の夫(藤木直人)の勤務するひばり証券はどうやら赤字会社のようで、常務の遠藤憲一は海外の会社に吸収合併されるよう画策しています。彼への見返りは新会社での社長の地位です。
遠藤は自分の行為を正当化しようとしてこう言いました。
「この会社は損益を出している。」
うーん、ここは損失だよね。遠藤さん、セリフを間違えたのかな?
ところが今回、人員の8割カット案を任された藤木さんがそれに反発して「確かにこの会社は損益を出しています。でも……」と発言していました。どうやら脚本家がことばの意味を知らなかったようです。演出家も俳優もそれに気づかなかったのですね。山場のシーンでのセリフだったので、残念です。