旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

初夢の夜は

正月二日の今夜見るのは初夢です。宝船の絵を売っていたのは江戸時代までで、東京の下町に育った私でも、それを枕の下に敷いたことはありません。でも、一度はやってみたいな。
また、この日は「姫はじめ」でもあり、昔の暦にははっきりとそう書かれてあったとか。でも、この「姫」が何を意味しているかにはいくつかの説があるそうです。やわらかく炊いたご飯を姫飯(ひめいい)といい、それを食べはじめるのがこの日であったというのもそのひとつです。
なんて気取るのは私向きではありません。「姫はじめ」っていったら、あれしかないでしょ。初夢と「姫はじめ」をあわせて詠んだこんな川柳があるくらいですから。
 宝船しわになるほど女房こぎ


実はこの話題、暉峻康隆「日本人の笑い」(みすず書房)に載っているものです。昨日、ふと書棚から取り出し、再読しました。私の好きなバレ句「門口で医者と親子が待っている」もこの本で知りました。
こちらの方は説明が必要かもしれませんが、意地悪だからここには書きません。というより、恥ずかしくて書けません。だけど、しゃべるのなら平気ですから、会ったときにお教えします。