旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

Paper Moon

NHKのドラマ「紙の月」が終わりました。
原田知世の演じる1億円を横領した主人公の話だけでしたなら余所事として見たのでしょうが、彼女の高校時代の同級生ふたりの不幸はありがちなことで、それだから余計にその解決が難しいのではないか、でもなんとかできないのかと、結構感情移入してしまいました。
それぞれの抱えた問題は宙ぶらりんのままでしたが、救いのある終わり方にほっとしました。
横領事件とふたりの悩みとの間には少し時間差があり、それを交互に描いた脚本と、丁寧な演出にも感心しました。
西田尚美の高校生時代を演じた少女が彼女ととても似た雰囲気で、嬉しいやら驚くやらの、尚美ファンの私でした。