旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

映画『イミテーション・ゲーム』を見ました

立川のシネマシティで『イミテーション・ゲーム』を見てきました。
お目当ては主役のベネディクト・カンバーバッチ。テレビシリーズ『SHERLOCK』でファンになりました。それと彼が演じたアラン・チューリングにも興味がありました。エドムンド・パス・ソルダンの小説『チューリングの妄想』(服部綾乃・石川隆介共訳/現代企画室)を読んでいたからです。
チューリングの妄想』にチューリング自身は出てきません。チューリングとはボリビアの情報機関で働く暗号解読官の職員のコードネームなのです。でも、チューリングの業績についてはこの本で知りました。
エニグマの暗号解読秘話と思い見に行ったのですが、テーマはそれだけではありませんでした。解読されたことを敵側に知られずに戦争を勝利に導くにはどうしたらいいのか。この駆け引きが複雑で、単純な私はすっかり感心してしまいました。
それともう一つ、チューリング個人が背負っていたものがありました。そちらについては映画を見てください。