旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

『キリマンジャロの娘』に始まる

『イン・ア・サイレント・ウェイ』セッションから「セラー・ドア」でのライヴまでのマイルズ・デイヴィスのボックス・セットを繰り返し(大音量で)聞いています。
私は、所謂エレクトリック・マイルズでは、ピート・コージーとレジー・ルーカスの二人のギタリストを擁した活動休止前のバンドが大好きです。なので、それ以前のマイルズの演奏を系統的に聞くことはありませんでした。アルバムはそれぞれに楽しんでいましたが、繋がりを見つけようとはしてこなかったのです。
それが今回見えてきました。それだけでなく、『キリマンジャロの娘』に始まり『ビッチェズ・ブリュー』を頂きとし、観客を熱狂させるファンク・バンドに至るマイルズの音楽が、一貫性のあるもとして実感できたのです。
来週には(評判のよくない)ブートレグ・シリーズの最新盤が発売されます。コルトレーンとのファイナル・ツアーです。もちろん予約しました。