旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

バッハの後に

ブラッド・メルドーの新しいアルバム"After Bach"を購入しました。
バッハの『平均律クラヴィーア曲集』の中の四曲のプレリュードと一曲のフーガが弾かれ、それぞれの後にアフター・バッハと前書きのあるメルドーのオリジナルが演奏されています。それ以外に、冒頭に"Befor Bach"、最後には"Prayer for Healing"というメルドーの曲が置かれています。
バッハの曲をジャズにするようなよくあるやり方はとられていません。でも、"Prayer for Healing"以外はバッハを強く感じさせます。オリジナル曲はその前のバッハの曲から導き出されたものなのでしょう。
実は私にとってメルドーの音楽は取っつきにくいものなのです。何度も聞き、どうにか噛み砕き、それを味わってやっとよさがわかってくる、そんな音楽です。でも買って損したと思ったことは一度もありません。
"After Bach"はハイレゾでも配信されていますが、メルドーのアルバムはすべてCDで揃えているので、それに倣いました。ノンサッチ・レーベルのCDは音がいいしね。


AFTER BACH

AFTER BACH