旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

バルトーク「ミクロコスモス」

早朝からバルトークの「ミクロコスモス」を小さな音量で聞いています。そのような聞き方がこの曲には向いているような気がします。
実は聞きたかったのはメシアンの「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」でした。昨日、久しぶりに「世の終わりのための四重奏曲」を聞いたのですが、あまりなじめなかったこの曲がとても心に沁みてきました。そうしたら大好きな「幼子イエスに注ぐ二十の眼差し」も聞きたくなってきたのです。
ではなぜ「ミクロコスモス」を聞いているのでしょうか。「幼子イエスに注ぐ20の眼差し」はミシェル・ベロフのLPレコードしか持っていません。レコードプレイヤーは早朝に音楽が聞ける部屋には置いてありません。さてどうしよう、そうだ「ミクロコスモス」を聞こう、と一瞬に決めました。まったく違う曲調なのに。
「ミクロコスモス」はほぼ単音で演奏されるとても短い153のピアノ曲を集めたものです。聞いているCDはバルトーク音楽院で学んだゾルターン・コチシュが弾いたものです。彼は2016年に逝去しました。