旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

やっと見ました。

キヨシローの「完全復活祭 日本武道館」のDVD、買ったのですが一部しか見ていませんでした。
セットリストに不満がありましたし(どんな曲目を選んでもファンは納得しないものです)、「やっぱ、キヨシローは野音で生で見ないとね」なんて思ってしまい(復活祭に行けなかった悔しさが言わせる負け惜しみです)、そのうちに見ればいいとそのままにしておいたのです。
キヨシローの癌の転移が発表されると、こんどは辛くなり、見ることができなくなりました。
でも昨日、思い切って見ることにしたのです。


マントショーで始まったのは亡くなったJBに対する哀悼の意のあらわれでしょう。去っていったJB、帰ってきたキヨシローです。
新井田耕造が、すっかり老けてしまいましたが、相変わらずシャープなビートを刻んでいました。彼のレゲエ、いいんだよな。
「デイ・ドリーム・ビリーバー」が終わり、キヨシローがアコースティック・ギターを手にしました。三宅伸治に近寄り、ギター2本のゆっくりとしたイントロが始まりました。「君が僕を知ってる」です。
チャボが加わるな、すぐにそう感じました。案の定、です。
もうだめです。涙が止まりません。RC活動休止後も、何度も顔を合わせているふたりですが、この日は特別です。


不満だったセットリストですが、よく考えられたものということが、だんだんとわかってきました。キヨシローとチャボが出会ったばかりのころに作った「コーヒーサイフォン」なんて、はまりすぎです。
オープニングによく歌われた「ドカドカうるさいR&Rバンド」と「よォーこそ」がともに聞けたことも嬉しかったな。これからRCのすてきなショーが始まるんだと、いつもワクワクしながら聞いた曲たちです。


キヨシローはいつもの通り「また会おうぜ」と言っていました。その言葉を信じています。


忌野清志郎 完全復活祭 日本武道館 [DVD]

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