旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

無駄のある生活

時間を有効に使うことは、結構得意な私です。
銀行には開店と同時に行きますし、都内に出かけるときはまとめて用事をすませるようにしています。
仕事の手際はよく、最もよく使う道具、パソコンの扱いには通暁しています。
書店で時間活用の本は手に取ったこともありません。その手の本の宣伝を見ると、世の中は忙しい人であふれているのだなと、カルチャーショックのようなものを感じてしまいます。


自慢を書きたいのではありません。むしろ逆です。
はっきり言って私は暇な人だと思います。ですから、そんなにせかせかする必要などなくてもいいのです。
9時に銀行に行けば、待たずにすみますが、その時間にはまだ町は動き出していません。活動を始めた町を眺めれば、思うことがいろいろあるはずです。
遠くに出かけたら、さらにその先まで足を伸ばせば、知らなかった世界を覗くことができるかもしれません。


かさかさした生活をしていると感じることが最近よくあります。こんなものさと諦めているのですが、それが先日の便りに記した爺むささに結びついているようです。
生活に無駄を、と小さな声で宣言しておこうかな。