涼しかったのは一昨日の夜だけで、熱帯夜は復活し、日中は八月のような猛暑です。
こんな暑さでは外に出る気にはなれません。で、ぐたぐたと本を読んで過ごしています。
話題の加藤陽子「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」。タイトルから想像していた内容ではありませんでしたが、得るところの多い本でした。
中国太平洋戦争を支持した日本人のメンタリティーについて考察した本だと思っていました。それだけでしたら読む気にはならなかったのですが、「それでも」に惹かれて手にしたのです。
実際の内容は帯にあるように「日本近現代史の最前線」で、日清戦争から太平洋戦争までの背景を、最新の研究成果を用いて論じたものです。
内容とはまったく関係のないチャチャを入れちゃいます。
この本は東大文学部教授の加藤陽子が、私立栄光学園の歴史クラブの中高校生を相手に講義したものがもとになっています。加藤先生は私立桜蔭学院の出身。
人はいい学校に行くべきですね。
「それでも、日本人は『戦争』を選んだ」の中で紹介されていた長谷部恭男(はせべやすお)の「憲法とは何か」(岩波新書)が読みたくなりました。彼の本は以前読んだことがあったような気がしましたので書棚を探したところ、「憲法と平和を問いなおす」(ちくま新書)が見つかりました。今それを読んでいいます。
- 作者: 加藤陽子
- 出版社/メーカー: 朝日出版社
- 発売日: 2009/07/29
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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