旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

あれもこれも

このところ息苦しさを感じている、というようなことを何度か書きました。それは私が、柄にもなく効率だけを求めるようになっていたからではないかと気づきました。


ATCを設立したときにまず考えたのは、みんなが働きやすい会社を作ることでした。そのために、自分がサラリーマン時代に不快と感じたことは持ちこまないようにしました。それと、休日は多く、勤務時間は短く、です。それで給与がよければ文句なしなのですが、これに関してはまだ満足していません(私自身の報酬は、カッコつけるわけではありませんが、もう十分です)。


これらのことを実現するには、どうしても儲けは必要です。実質的な儲けは、税金がありますから、利益の半分になります。これは設備投資と、何かがあったときのために使います。後者のお金は、サブプライム問題による世界的な不況のときに役に立ちました。


儲けを生み出すもとは仕事の効率化です。いつの間にか私は、必要以上に(それと仕事以外の面でも)効率性を求めるようになっていたのでしょう。本末転倒です。
しかし、お気楽に Get Back と号令をかければすむことではありません。世界不況の痛手から立ち直ってはいないうちに震災があったからです。


とりあえず今は、といった発想をする気はありません。これしかないという考え方は、私の排除するものであったはずです。弁証法とは、私にとってはあれもこれもという考え方のことです。


ちょっと見晴らしがよくなってきたかな。