旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

漱石論を集めています。

集めているのは流行の漱石研究ではなく、漱石論です。
かって持っていた桶谷秀昭や梶木剛のものなども集まりました。この類の本は、現在は古書店に軒先に百円本で並んでいることもあるそうですが、ネットで探して買っています。それでも定価よりかなり安いので、嬉しいのですが、さびしい思いもいたします。
今は「心」論の読み比べをしています。以前記した松元寛「漱石の実験」(朝文社)がきっかけですが、こんなふうに通読をしないでいろいろな本を追いかけるのははじめての経験です。


梶木剛が昨年の5月に逝去していたことを、そして本名が佐藤春夫だったことを知りました。彼の漱石論は雑誌「試行」連載中から読んでいました。大冊「柳田國男の思想」(勁草書房)は手許にありますが、完読していません。