旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

エリザベス・リードのもうひとつの思い出

RHINO のボックスセット "Original Album Series" について書いたことがありましたが、SONY&BMG からも同じ仕様の "Original Album Classics" が出ています。たぶんこちらの方が先に発売されはじめたのではないでしょうか。ケースは貼り函でしっかりしていますし、紙ジャケの印刷もこちらに軍配が上がりそうです。
その中のオールマン・ブラザーズ・バンド編を最近購入しました。Epic から90年代にリリースされた5枚のアルバムが収められています。


デュエインのいないオールマン・ブラザーズ・バンドなんてただの懐メロバンドさ、と言いたい気持ちはわかります。実は私もそうだったからです。当時、中野サンプラザでのコンサートのチケットをいただいたのですが、ひとにあげてしまいました。今回このセットを聞いて、もったいないことをしたと後悔しています。
オリジナルメンバーはグレック、ディッキー・ベッツブッチ・トラックスの3人になってしまいましたが、まぎれもないオールマン・ブラザーズ・バンドの音がそこにはあります。ベッツに代えてデレク・トラックスを加えた現在の同バンドよりも、ずっと熱い音楽が聞けるのです。


95年の作品 "An Evening with The Allman Brothers Band: 2nd Set" では、あの "At Fillmore East" で演奏されていた "You Don't Love Me" と "In Memory of Elizabeth Reed" が収録されています。ベッツの手になる傑作 "Elizabeth Reed" は、ここでは2本のアコースティック・ギターとベースのトリオで演奏されていますが、"At Fillmore East" に劣らない名演となっています。


Original Album Classics

Original Album Classics