旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

風呂場で一回転

昨夜のことです。
浴槽から出ようと、ふちに手を置き腰を上げました。中腰になったときに手が滑り、こりゃ危ないと思うと同時に、からだを前に回転させました。柔道の前方受け身(だったかな)を取ったのです。どさっと浴室の床に仰向けに倒れましたが、顎を軽く打っただけですみました。
柔道は高校の授業で一年間やっただけです。ほとんど受け身の稽古で終わりました。狭い浴室で受け身を取ったのがいいかはわかりません。一歩間違えば、かえって大けがをしていたかもしれません。でも、とっさにその動作が出たことに感慨を抱いています。
雪の日に柔道の授業がありました。大雪です。授業が終わると、私はみんなに外で試合をしないかと呼びかけました。次は昼休みで時間はたっぷりあります。
ほとんどの生徒が柔道着のまま校庭に出ました。雪は柔らかく、どんな投げ技を使ってもマットのように受け止めてくれました。そのうちに柔道ではなくプロレスごっこになってしまいましたが、教室から眺めている人たちの声援には応えられたようです。
私たちに柔道を教えてくれた講師は、大学の対抗戦で坂口征二に一度だけ勝ったことがあるそうです。「組んだら絶対に勝てないから、片足にしがみついて振り回しただけだよ。でも一勝は一勝さ」と笑って話してくれました。