旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

3Dプリンタ

3Dプリンタについての質問を受けることが増えました。質問内容に幅があり、質問者のそれに対する知識もばらついていますが、最後は必ず「導入しますか」と訊かれます。答はノーです。
プリンタで物を作るというイメージにインパクトがあるせいか、まったく新しい技術と思う方が多く、まずその誤解を解くことから質問に答えるようにしています。「3Dプリンタとは三次元データのみによって物を作る技術であり、光造形や積層造形もそれに含まれます」と。
相手が製造の知識の多少ある方なら話はそれで終わりなのですが、知識をひけらかしたい私は蛇足を加えることにしています。
「巷で話題になっている3Dプリンタは、それら以後に開発されたインクジェット方式や熱溶解積層方式を指しているようですね。」


試作業をやっていて、いつも考えていることがふたつあります。製造法の変化と、試作そのものの消滅です。
物の作り方が一気に変わることはありませんから、技術の進化には常に注意を怠らなければついていけます。必要なのは新しい設備と、それを使いこなすための教育に要する時間です。どちらも相当な出費を伴いますが、その準備をしておくことは経営者の当然の勤めです。
試作レスにはお手上げです。ソフトウエアでそれができる(できた)という話は何度も聞いたことがあります。実用化はされていないようですが、そんな日がやって来ないとは限りません。そのためには試作オンリーから少しずつ脱していくしかないでしょう。
量産に向かうのは愚の骨頂です。試作で培った技術を十二分に利用すべきです。では何を目指すのか。
今はわかりません。でも、そのときに進化した3Dプリンタが利用できるのではないかと漠然と考えています。