旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

黒川創編「鶴見俊輔コレクション」

お題の本の1、2巻を事務所近くの書店で購入しました。河出文庫は結構足が速いので、見つけたときに買うようにしています。
短い文章が多いので2冊を交互に読んでいます。まだ読み終えていませんが、編集をした黒川創の明確な意思が感じられます。鶴見の広範囲な業績を俯瞰するのではなく、黒川が今読んで欲しいと考える文を集めてあるのです。
手に取ったらすぐに、できれば巻頭から一気に読んで欲しい、そんな思いが伝わってくる珍しいアンソロジーです。遅れてきた、それも還暦過ぎの鶴見読みにはやや熱すぎるのですが、ふーふーと息を吹きかけながら、咀嚼することにいたします。