私の通勤時間はラッシュのピークを過ぎたころです。電車の間隔もあり、ホームの人々を観察する余裕があります。半分以上はお馴染みの人たちです。
その中に、私の乗車する隣の場所に決まって立っている男性がいます。五十歳を少し過ぎたくらいでしょうか。
彼はとてもおしゃれです。毎日のように服が違います。それと、これが感心しているのですが、バッグも替えているのです。ほとんどがトートバッグで、色を服に合わせています。
髪はやや長髪で茶色です。染めているのではなく、赤毛が白髪になっていく過程のように見えます。
基本はジャケットです。スーツ姿のときもありますし、まれにジーンズをはいています。
服の配色が抜群です。グリーン系の明るい色が好みのようですが、それ一辺倒ではありません。
身長は１７０センチくらいでやせています。二枚目ではなく、似てはいませんが岸部一徳風の顔立ちです。
冬のコートも各色を揃えています。どんな仕事をしているのか、興味があります。
