私の持っているチャーリー・パーカーの音源はすべてモノラルです。彼が亡くなったのは1955年ですからステレオ録音があってもおかしくはありません。ですが疑似ステレオを含めても聞いたことはありません。
そんな録音をここ数日聞き続けたのですが、なんだかヘンなものがあります。音が片寄ったり揺れたりするのです。モノラルであれば音は真ん中に定位するはず。ディスクジャケットにはモノラルと表記されています。
ボリュームメーターを見ると、左右の音量が揃っていません。これではモノラルといえません。
昔のプリメインアンプにはモノラルに切り替えられるものがありました。今ある二台のアンプはそれができません。さてどうしようか。
使っているデジタル音源再生ソフトの一つにそれをできるものがありました。音はスピーカーのド真ん中から出てきました。気持ちいい。
モノラルのカートリッジ、モノラルのアンプ、16センチフルレンジのスピーカー一台で作る完全モノラルのシステムを夢見たこともありました。
