前にも書きましたが、散歩しながらよく聞くのはR&Bのコンピレーションアルバムです。マーヴィン・ゲイ以前のR&Bはシングル盤で聞くべし、だからです。R&Bのコンピレーションには、レーベル別だけでなく、同じスタジオで録音された曲を集めたものもあります。16GBのiPod_nanoにコンピレーションアルバムを目一杯詰め込み（圧縮データですから、3,000曲以上入っています）、音量を上げなくても低音がすごい1,800円のイヤホンで楽しんでいます。
曲は、タイトルは知らなくても、聞き覚えのあるものばかりです。が、先日「あれっ?」となり、足が止まりました。ファンキーなピアノトリオで始まり、テクニカルなサックスが続きます。なんでジャズが、と思っているとあまりうまくないヴォーカルが入ってきました。トランペットのソロもすごいし、演奏時間も8分以上です。レス・マッキャンの"Compared to What"でしたが、こんな印象的な曲を、私はまったく忘れていました。1969年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでの演奏で、アルバム"Swiss Movement"に収録されています。アルバムもシングルも大ヒットしたそうです。
