旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

夢の中の本屋までが

夢に何度も出てくる町があります。いくつかあり、見るたびに少しずつ違っていますが、どれもが暮らしてみたい町です。その一つに線路と平行して二つの商店街のある町があります。どういうわけか、電車が走っているのは見たことがありません。どちらの商店街にも洋食屋や喫茶店があり、昭和を感じさせてくれますが、アーケードのある方がやや古いようです。嬉しいのは古本屋が何軒かあることです。
先日見た夢で私は、喫茶店でサンドイッチとコーヒーの昼食をとり、古本屋巡りをすることにしました。天気はよし、最高の休日の過ごし方です。一軒目、何か変です。店の前に置いてある百円均一のワゴンがありません。中は暗いのですがガラス戸は開いています。中に入りました。書棚には本が一冊もありません。声をかけても応答はありません。改装中かと次の古本屋に向かいました。こちらには閉店を告げる挨拶が貼ってありました。仕方なく新刊本の書店を探しましたが、一軒もみつかりません。
本が読めなくなったせいなのでしょうか、夢の中から本屋が消えてしまいました。