旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

「高慢と偏見」

昨日からジェーン・オースティンの「高慢と偏見」を富田彬訳の岩波文庫で読んでいます。漱石に影響され、二十歳前後に一度読んだだけで、退屈な小説だったという印象しかなく、内容はすっかり忘れていました。
手元にある岩波文庫は七年前に買ったものですが、これもまた買ったことを忘れていた本です。


無教養な二十歳の私にとって、とても手に負える小説ではなかったことはよくわかりました。少しは歴史の知識がつきましたから、背景が見え、人物の動きは納得できますが、なかなか物語の中には入っていけません。


読んでいない、あるいは読んでいてもすっかりストーリーを覚えていない欧米の古い小説は残しておきましたので、自分がどんな感想を持つのかが楽しみでもあります。