旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

紙の飛行機

小学生のころ、よく紙の飛行機を作っていました。折って作り飛ばす紙飛行機ではなく、ペーパークラフトの飛行機です。
少年サンデーかマガジンか忘れてしまいましたが、それの綴じ込み付録がきっかけです。借りた本でしたから、それを画用紙に写し、なんとか組み立てました。
付録のそれは三角柱をもとにしたものでしたが、そのうちに自分で工夫し、四角や円形の胴体のものも作れるようになりました。
あのころはどの少年向き雑誌にも、第二次世界大戦時の各国の軍用機の絵や写真が載っていましたので、それを参考にし、なんとか似せようと努力したものです。彩色は色鉛筆でしました。
紙工作が好きになったのは、それ以前の月刊マンガ誌の付録の影響でしょう。紙の組み立て付録がどのマンガ誌にも付いていました。縁日には付録だけを売っている店もあったのです。
いや、それだけでもないのかな。保育園のころにマッチ箱や折り込み広告の紙を使って、手足がフラフラ動く人形を作っていた記憶があります。糊はご飯粒でした。
欲しいものを自分で作り、どんなヘッポコな出来でも満足していたあのころは、間違いなく私の黄金時代でした。