旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

労働組合

経営していた会社で社員に労働組合結成を勧めたことがあります。結果は、まったく相手にされませんでした。
私は労働組合の役員をしていたことがあります。専従はいなくて、上部団体にも加入していませんでしたが、会社とはユニオンショップ協定を結んでいました。ユニオンショップとは採用された社員は労組加入が義務付けられる制度です。
労組役員をしてる時に、お前たちの戦い方は手ぬるいといつも批判する組合員がいました。私より少し年上の男性で、入社は私の方が先でした。私が退職してからしばらくしてから、その人は会社の取締役に昇進しました。「あなたが取締役ならさぞ組合の要求に応えてくれるのでしょうね」と皮肉の一つもぶつけてやりたい気がしたものです。彼は在職中に自殺しました。会社と組合の板挟みから死を選んだのなら悲劇的なのですが、どうもそうではなかったようです。