旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

真っ白い地図

住んでいる町の地図を作る夢を見ました。渡されたのは白い紙でした。自分の家を真ん中に置き書き始めようとしましたが、家のことが、どこにあるのかどんな形をしているのか、まったく思い浮かばないのです。辺りを見回しても何もありません。真っ白なのです。
もしかしたら地図に書いた通りの町が現れるのかもしれません。黒丸を打ち、その脇に「友だちの家」と書きました。自分の家にしなかったのが不思議ですが、その方がいいと思われたのです。大きな庭のある古い家が現れました。下町じゃないな。でも友だちの家なんだから訪ねてみよう。
友だちは出かけていて、和服を着た上品な母親が応対してくれました。町を知るヒントを得ようと、家の前にある道について質問しました。今はバスが走っているが、以前は都電通りだったそうです。また自分は「柚の木学院」の理事をしているとも語ってくれました。さもありなん、です。
友だちの家を辞去し、紙に横棒を引きました。道が現れました。バス停もありましたので表示板を見ると、東方向にある終点は東京駅でした。私は東京23区の西側に住んだことがありません。だからこの町に土地鑑がなく、地図も真っ白なのだと推測しました。
もっと町を広げたかったのですが、夢はここで終わってしまいました。