旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

父祖の地・埼玉県川島町

川島農産物直売所

昨日は埼玉県内のあちこちをドライブしてきました。といっても、運転は私ではありません。*1
最終目的地は秩父市にある大滝温泉でしたが、長旅ですから途中で何回かトイレ休憩をとりました。その最初が、なんと父祖の地、川島町だったのです。


私の祖父は川島町で生まれ、育ちました。実はその前身である川島村と聞いていたのですが、これは間違っていました。川島村ができたのは1954年(昭和29年)で、祖父の晩年にあたるからです。ですから、祖父が住んでいたころはまだ川島領と呼ばれていたはずです。では川島領のどの村なのか、残念なことに私はそれを知りません。
二男であった祖父は分家し、大正初年ころに東京の浅草区(現台東区)で所帯を持ちました。家は当然長兄が継いだのですが、彼は病弱で、妻帯することがありませんでした。そこで祖父に家督を譲ろうとしました。が、祖父は「弟である自分が家を継ぐことはできない」と固辞したのです。
結局養子を迎えて家は残ったのですが、祖父の兄の死の際、父は遺産分与を辞退し、そのときから我が家との交わりは絶えてしまったのです。*2


そんな次第で、川島小兵衛の孫である私は、昨日まで川島町に行ったことがなかったのです。初めて父祖の地を踏んだわけですが、感じることは何もありませんでした。*3

*1:私は運転免許を持っていません。

*2:祖父はすでに亡くなっていました。

*3:地名の川島はかわじまと呼ばれていますが、我が家では、姓をずっとかわしまと発音しています。