旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

博多淡海

博多淡海という喜劇人がいました。三代続きましたが、私が知っているのは二代目です。実演は見たことがありません。
男性ですがお婆さん姿で博多弁でしゃべくり、座ったまま突如飛び上がるのが売りでした。自身の劇団を率いた後、松竹新喜劇に参加しました。私が知っているのはその頃です。
その博多淡海に関わる夢を見ました。孫娘という方から連絡があり、祖父について語りたいので聞き役になって欲しいというのです。
会った場所は廃校で、彼女が率いる小劇団の稽古場でした。若くチャーミングな女性です。
二代目博多淡海は女性だったという衝撃的な一言からインタビューは始まりました。祖父は祖母だったというのです。そのわけも詳しく語ってくれました。
博多淡海の名を継ぎ、劇団で過疎の村を廻ることが彼女の夢だそうです。「先々代よりちょっと色っぽいお婆ちゃんを演じたいんですよね」と語る彼女の芝居が見たくなりました。