旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

17歳

晴天の初夏、真っ白な雲が浮かんでいる。
ぼくは17歳で、校庭にぽつんと立っている。ぼくの通っている高校は町中にあるはずなのだが、ここは山に囲まれている。空気の匂いも違う。
でも、ここはぼくの通っている学校に間違いない。が、顔見知りの生徒は誰もいない。
まあいい、どうせ友だちなんかいないんだ。
校舎に接した水飲み場に向かう。のどが渇いているのではない。手を洗いたいのだ。
どうしようもないほど、気が滅入っている。この高校に入学してからずっと憂鬱で、何も手がつかない。何がぼくを憂鬱にさせているのかも、わからない。
あと2年か3年が過ぎたときに、あれはあれでよかったのだと思えるのだろうか。そのときにぼくは、無為な日々から抜け出しているのだろうか。
空が眩しい。


いつもなら、自分が夢の中にいることを自覚して夢を見ている私ですが、今朝は違っていました。目が覚めるまでずっと自分が17歳だと思っていたのです。
一瞬のうちに40年が経過していました。それがわかったとき、やりきれない悲しみにとらわれてしまいました。
(今はなおったけどね。)