旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

【江刺寄席】開演まで

開場です。

10月8日午前10時、【江刺寄席】はスタッフの朝礼から始まりました。ATCの社員はこの日のために新調したオレンジのスタッフジャンパーを着用しています。
ささらホールの高野館長から開場までの準備についての注意があり、続いて私がしどろもどろに席亭としての挨拶をいたしました。いよいよ【江刺寄席】のスタートです。
舞台の上に高座を作り、客席の椅子を追加しました。音響の人たちはマイクとPAのチェックです。
それが済むとATC自慢の女子アナ部のふたりがリハーサルを始めました。開演前のアナウンスは岩手のイントネーションで、終演時のそれは標準語です。これは意識してではなく、自然とそうなってしまったのですが、なかなかいい味を出しています。


11時、最初のお客様が見えました。外は風が強いので、館長と相談し会場内に案内します。ただし、開場時には外に並んでいただきました。お年寄りの仲良しグループのようでロビーでお弁当を食べ始めました。
11時30分、前日に江刺入りしていた桂花丸さんがやってきました。早速楽屋に案内します。
11時40分、私たちも仕出し弁当で昼食です。


12時、私とスタッフふたりは好楽師匠ご一行を迎えに、大型タクシーで水沢江刺駅に出発です。会場では入場口の設営が始まりました。
駅で師匠たちを待つ間は緊張しました。どんな挨拶をしたらいいのか、どきどきしながら考えていました。
新幹線が到着します。なんと他の乗客よりも早く、赤いトレーナーを着た好楽師匠が足取りも軽やかに改札口を通り、私たちに気さくに「おやようございます」と声をかけてくれました。これで一気に楽になりました。ささらホールに向かいます。
会場裏口ではATCのスタッフが師匠たちを迎えます。鮮やかな蛍光色のジャンパーを見て、マジック・ジェミーさんが「まあ、すごい」と歓声を上げていました。


13時、お客様がどんどん増えていくので入場していただくことにしました。ただし開場は予定通り13時30分です。
私は写真係でもありますので、カメラを設置し撮影の準備です。


13時30分、開場です。客席が前の方からどんどん埋まっていきました。
【江刺寄席】の最終入場者数は670名となりました。