旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

「ヤ鳥会」に行ってきました。

昨日は三遊亭きつつき、好の助さんの二人会「ヤ鳥会」に行ってきました。(なかの芸能小劇場
「ヤ鳥会」という名称は、若き日の柳朝、志ん朝さんの二人会「二朝会」にちなんでいます。「二朝会」はわかるけど、なんで「ヤ鳥会」なの?ですか。


説明しよう。
好の助さんの前座名はかっ好でした。これ以上はいいですよね。
えっ、わからない。キツツキとカッコウは野鳥じゃないですか。で「ヤ鳥会」。


おふたりの楽しい挨拶に続き開口一番は女流講釈士、寶井琴柑さんの「塚原卜傳」の一節。内容は落語の「岸柳島」とほぼ同じです。ただし、川に落とすのはきせるの雁首ではなくてお猪口です。だからオチはありません。
琴柑さん、女流を前面に出さずに、はきはきとした口調で読み上げました。


主役のおふたりは「錦の袈裟」(きつつき)、「宿屋の富」(好の助)という大ネタに挑戦しました。まだこなれてはいませんが、その意気やよし、です。
伸び盛りの二ツ目の噺を聞くのは、清々しいものです。
それ以外に洋服姿で漫談もありました。好の助さんのはいわゆるトークでしたが、きつつきさんは台本を用意していたようで、手を入れれば新作になりそうです。


ゲストには予告されていた三遊亭鳳志さんだけではなく、好の助さんのお父さん、ボナ植木さん(ナポレオンズ)も登場しました。
相棒、パルト小石さんのいない植木さんは、トークも交えて小ネタをいくつか見せてくれました。
私もちょこっとお手伝いしました。といっても、リングを持っていただけなんですが‥‥。


若いふたりの熱気が感じられたとてもいい会でした。次回は同会場で9月に開催とのこと。
前売りなら千円です。


最後に宣伝です。
「ヤ鳥会」のおふたりとナポレオンズは10月11日開催の第五回【江刺寄席】に出演いたします。真打は三遊亭王楽さんと兼好さんです。
せひ来てくださいね。