旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

2021-06-01から1ヶ月間の記事一覧

ムクゲではなくタチアオイ

散歩の途中で赤いムクゲの花を見たと先日の便りに書きました。そうかな?赤いムクゲってあったっけ?あの葉はムクゲじゃなくて、時代劇に出てくる爺さんの家紋に似ていたよな?ピンクのムクゲは何度も見たことがありますが、赤はあそこでだけです。あの葉の形は…

したが

ブラウン神父シリーズは高校生の頃、創元推理文庫で読みました。中村保夫の古臭い訳文に閉口した覚えがあります。中村訳はまだ現役で、驚くばかりです。青空文庫に加わったのはハヤカワポケットミステリの村崎俊郎訳です。こちらも古色蒼然とした訳文ですが…

山本周五郎『山彦乙女』

青空文庫で山本周五郎の『山彦乙女』を読みました。1951年の朝日新聞夕刊の連載小説とのこと。私ははじめて読み、驚きました。山周が伝奇小説を書いていたんですね。著者名を知らずに読んでいたら、国枝史郎の小説と思ったかもしれません。(文体が違うだろ…

久しぶりの散歩

右膝の痛みがなくなってきましたで、早朝に散歩してきました。浅川の土手に出るところ咲いていた真っ赤なムクゲがきれいでした。たぬきの森(ベランダの鉢植え群)にも以前、白いムクゲがあったっけ。亀沼にカメが見えません。まだ時間が早いのかな。散歩す…

モーツァルトでなければハイドン

ハイドンの音楽が好きです。でもレコードはそれほど持っていません。おまけに、曲名のわかるのはName Symphoniesくらいです。モーツァルトの曲はほとんど覚えています。ですから、とてもいい音楽が聞こえてきて、それがモーツァルトでなければハイドンの曲と…

田中絹代

俳優、監督だった田中絹代さんが出てくる夢を見ました。これほどめちゃくちゃな夢を見たのは久しぶりです。時代は映画製作の初期で、私は田中さん主演の映画のスタッフでした。撮影現場で働くのではなく、交渉事が主な仕事です。映画の舞台はブラジルでした…

今年もツバキにもう蕾が

昨年のように二鉢のツバキが蕾を付けました。放っておけばひとりでに落ちてしまいます。なんでこんな無駄なことをするのでしょうか。白い花の咲くツバキは、今年も開花の後、葉をすべて落としました。新緑はきれいでしたが、葉が出そろうと、葉脈が白くなり…

コロナワクチンの接種をしました

昨日、新型コロナワクチンの一回目の接種をしました。痛みの少ない注射でした。酒は飲まず、風呂に入らず就寝しました。今朝になって接種部位が痛むようになりました。今日は(いつもそうなのですが)家でおとなしくしています。

日没の時刻が一番遅いのは今日

昨日は夏至でした。私は「日没の時刻が一番遅いのは夏至だ」とずっと思ってきたのですが、そうではないことを昨日のNHKの天気予報で知りました。今日の方が遅いのだそうです。「知っているようで知らないこと本」は読む気がありませんが、たまたまそのような…

クラシック音楽のリッピング

バッハまでの古楽をリッピングしたのは、作曲家やその時代が多岐にわたるので、タグファイルをうまく使い、整理するのが一番の理由でした。その作業はひとまず終りました。ここにきて、それ以降の音楽もリッピングしたくなりました。タグファイルをどう作る…

数学をPythonで

先日、やりたいことがあるのでPythonに再トライしていると書きました。前回は目的もなく始めたせいか、じきに飽きてしまったのです。今回は楽しみながら順調に進んでいます。やりたかったのは数学の学習にPythonを使うことでした。数学といってもまだ中学数…

慰安旅行で南の島に行ったけど

夢の話です。経営する会社の慰安旅行で南の島に行きました。日本ではないようですが、どこの国かはわかりません。海の色はエメラルドグリーンでした。旅行は二泊で、夜の宴会以外は自由行動です。希望者は家族同伴ができ、小さな子供たちもいました。ビーチ…

いつから歩こうか

右膝が痛み、長い間、用事があるときしか外に出ていません。歩けないほどの痛みではありません。でも長く歩けば痛みがひどくなりそうです。すこしずつ距離を伸ばしていけばいいのでしょうが、踏ん切りがつきません。明るい色の新しい靴でも買って、気分を変…

『懐かしい年への手紙』へ戻る

大江健三郎の後期小説の再読は『晩年様式集(イン・レイト・スタイル)』(講談社/2013年)まできました。(6月7日の便りに岩波書店と書いてしまいました。訂正します。)この作品以降、彼は小説を発表していません。これを読み終えたら、大江自身の小説とは…

The Tempest

クラシック音楽の愛称、通称は知らなくてもいいのでしょうが、聞くきっかけにはなります。ベートーヴェンのピアノソナタ第17番は好きな曲ですが、それが収録されたグレン・グールドのLPレコードのディスクジャケットに惹かれて購入し、はじめて聞きました。こ…

白いTシャツ

Tシャツを肌着にする習慣はありません。肌着を着ていると思われるのが嫌で、白無地のTシャツを買うことはありません。2年前にもらった白いTシャツはずっとタンスの中でしたが、思い切って着ることにしました。今日はナポリタンとカレーは食べないようにしよ…

なつかしいなつかしいあのリズム

私が最初に覚えたCMソングはオリエンタルカレーのものです。今日も突然、頭の中に鳴り響きました。その歌はラジオではなく、町にやって来た試食販売の宣伝カーから聞こえてきました。メロディー、歌詞ともに出来のいい歌謡曲のようで、今でも記憶しています…

Pythonに再トライ

仕事をやめたとき、何か新しいことをしてみようと、Pythonの本を買いました。プログラムは三十代の頃にアセンブラとPascalで学びました。そのためか新しい言語に興味を覚えず、すぐにやめてしまいました。Pythonに再トライしています。やりたいことがあってP…

太い足

今日から家では短パンにしました。出かけるときは履き代えますのでご安心ください。小学生の頃、半ズボンからにゅっと出ている太すぎる太ももが嫌いでした。運動会のかけっこではいつもビリでしたから、そのせいにしていました。ところが成長に従い、練習も…

今年はどの花もよく咲いてくれます

いつもはぽつりぽつりと咲くクチナシがもうすぐ満開です。今年のたぬきの森(ベランダの鉢植え群)の花たちは、どれもとてもきれいです。それは嬉しいのですが、心配にもなります。元気だった木が、原因もわからずに枯れていくのを何度も見ているからです。…

趣味は書棚の並べ替え

このところ、週に一度は書棚の並べ替えをしています。きれいに並んでいた本が、読むことを優先にしたので、不揃いになってしまいました。読み進むに従い、それもどんどん変わっていきます。使う辞書は机の上に並べていましたが、今は後ろの、書棚に入らない…

あの日にかえりたい、ではなくて

あの頃に戻れたら、と思ったことはありません。あり得ないことだし、人生を繰り返すことも嫌です。それが少し変わりました。SFのようなものではなく、自分がどこで躓いたのか、そこでどうすればよかったのかを、老いた今の自分を悔いているのなら、検討して…

クチナシが咲きました

クチナシが二輪咲きました。ほのかな香りがします。昨年は花が小さかったので、枝を落とし、蕾を減らしました。対策は成功したようです。次はオオスカシバの青虫退治です。そろそろあいつが産卵にやって来るはずです。といっても、親は見たことがありません…

三舎を避く

大江健三郎の小説を読み続けています。今は『さようなら、私の本よ!』(講談社文庫/2009年)で、この後『美しいアナベル・リイ』(新潮文庫/2010年)、『水死』(講談社文庫/2012年)、『晩年様式集(イン・レイト・スタイル)』(岩波書店/2013年)と進む予…

低気圧

気圧が下がると体がだるくなります。気分もすっきりしません。昨日は夢の中でそんなことをぼやいていました。すると、それを聞いた知人に「耳のせいかもしれないよ。病院で検査してもらったら」と言われました。耳の治療で痛い思いをしたので(そんなことが…

10回と3回

10回以上聞いているレコードは山ほどあります。100回以上もざらです。ところが、私の場合、再読する本はそれほどなく、3回以上読んだものはありません。なんでそうなるのでしょう。費やす時間のせいかとも思いますが、釈然としません。気になる本は何度も読…

18都府県

旅行嫌いと何度か書いてきました。でもそれは思い込みかもしれません。そこで、検証するために行ったことのある都府県を数えてみました。海外には行ったことがありません。茨城生まれの東京育ちですから、学校の遠足などで関東地方は全制覇しています。これ…

布草履

暑くなってきましたの室内履きを布草履にしました。新しい布草履の鼻緒が足の指となじむのには数日かかりますが、そこがまたいいんですよね。

サド『ジャスチーヌまたは美徳の不幸』

大江健三郎の『取り替え子(チェンジリング』(講談社文庫/2004年)を読み終え、『憂い顔の童子』(講談社文庫/2005年)へ進みました。主人公、古義人(こぎと)が著者同様読む人なので、併せて読みたい本が増えていきます。『憂い顔の童子』にはサドの『ジ…

"Voodoo Chile"

ギル・エヴァンズのバンドの"Voodoo Chile"を聞いていたら、オリジナルも聞きたくなりました。あの品のない"Electric Ladyland"のディスクジャケットが目に浮かびました。(あれと"Blind Faith"は困りもんだよな。そうだ、ヨーコとジョンの"Unfinished Music …