旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

こんな新書あったっけ

夢の中に書店はよく登場します。同じ店が多く、本の配置も覚えています。
今回の夢に出てきたのは初めての本屋でした。以前は町のあちこちにあった、特色のない小さな店です。ですから期待しないで入りました。うーん、こんなもんだよね。
ところが、新書コーナーの片隅がなんかヘンです。少しくたびれた十数冊が、出版社別ではなく雑然と置かれているのです。デッドストックでしょうか。掘り出しものがあるかもしれません。
タイトルを見るとどれも面白そうです。夢に出てくる本はだいたい実際にあるものと同じなのですが、ここにあるのは違います。こんな新書を読みたいという願望を叶えてくれるものばかりなのです。
黄色と赤の岩波新書中公新書講談社現代新書と、装丁は実物と変わりなく、でも書名は初めて目にするものばかり。嬉しくてあれこれ手にするうちに夢は終わってしまい、買うことはできませんでした。
すぐに買ってしまえばよかったのに、読むのは目が覚めてからでいいんだから、これだからケチはやだねと、反省することしきりです。