旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

おっ、今日は廓噺か。

昨日、立川市市民会館小ホールの「アミュー笑ホール寄席」に行ってきました。前回は立川志らく柳家三三がメインの活きのいい落語会でしたが、今回も柳家喬太郎古今亭菊之丞が出演し、鮮度を保っていました。


開口一番は前回と同じ、立川らく兵です。半年の間に随分と腕を上げています。なんといってもことばが明瞭になってきました。演目は「手紙無筆」。師匠志らく譲りのクスグリをたっぷりと入れ、楽しい噺になっていました。


続いては三遊亭王楽の「悋気の独楽」です。彼は我らが【江刺寄席】のプロデューサーですので、褒めづらいのですが、語りのリズムがよくなってきました。オリジナリティは真打ちになってから身につければいいことですから、当分はリズムの修得に的をしぼるのがいいのではないでしょうか。


仲入り前は菊之丞の「お見立て」。やはり廓噺は古今亭です。
マクラで大笑いしました。青森で4日間、保育園児の前で落語を演ったそうです。
(保育園児相手の落語はむずかしいと語り)「小学生ならば演りいいのですが‥‥。5、6年生ともなれば『おっ、今日は廓噺か』って、わかってくださいます。」
菊之丞は廓噺「茶汲み」のサゲを途中に組みいれ、オリジナリティあふれる「お見立て」を聞かせてくれました。