旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

【江刺寄席】華麗なるマジックショー

マジック・ジェミー

軽快な音楽が会場に流れます。マジック・ジェミーさんが黒のパンツスーツ姿で颯爽と登場しました。マジックショーの開幕です。
まずは風船を使い軽く小手調べです。そして自己紹介。
ジェミーさんはステージに白いロープを張りました。ナイフを取り出しすぱっとロープの端を切り、それを結びます。そしてその結び目を反対の端まですっと移動させました。結び目をほどくとロープはやはり切れています。さて今度は真ん中に移動です。結果は同じ、ロープは切れています。


ふたつほど軽いマジックをやってから、ジェミーさんお得意のお客様参加マジックが始まりました。
果物が描かれたノートを取り出し、パラパラとめくりながら最前列のお客様に「ストップ」の合図をかけてもらいました。オレンジのページです。ジェミーさんはそのページを破り、くるりと丸め謎の呪文を唱えました。なんとその中から本物のオレンジが落ちてきました。ページを開くとオレンジの蔕しかありません。オレンジは「ストップ」をかけたお客様にプレゼントされました。


「お札を貸してくださる方はいらっしゃいませんか」ジェミーさんの呼びかけに男性のお客様が5千円札を持ってステージに上がりました。お名前は<チャーリー>さんだそうです。洒落っ気のあるお客様です。チャーリー&ジェミーのコンビの誕生です。
お札にシールを貼りそこにチャーリーさんがサインをします。ジェミーさんはそれをたたみ、ハンカチをかけてチャーリーさんに渡しました。テーブルの上にあるナッツの缶にお札を移動させるのです。
缶のプルトップを切り、チャーリーさんの持つガラスのボールにナッツを空けると、お札はそこから出てきました。


続いてテーブルの空中浮遊があり、リングを5つ使った鮮やかなマジックでジェミーさんの華麗なマジックショーは終わりました。お客様は大喜びで盛大な拍手を送っていました。
テーブルの空中浮遊にはジェミーさんが会場から選んだ男の子がお手伝いをしました。これがなんとATCの社員S君の長男だったのです。事前打ち合わせはありません。偶然そうなったのです。
S君の長男は家で「タネはぜんぜんわからなかった」と興奮気味に話していたそうです。