旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

山茶花の道

「たき火」詩碑

旭亭の鉢植えの山茶花はまだ蕾なのですが、近所のそれはもう散り始めました。
山茶花の花を見ると童謡「たき火」が口を衝くのは、おそらく私だけではないでしょう。

さざんか さざんか さいたみち たき火だ たき火だ おちばたき
「あたろうか」 「あたろうよ」 しもやけ おててが もうかゆい

童謡詩人、巽聖歌(1905−73)は旭亭のすぐ近くに住んでいて、そこでこの「たき火」を作りました。ただ、モデルとなった山茶花は、日野市に移る前に住んでいた中野区上高田にあったとの説もあります。
巽聖歌、本名野村七蔵は岩手県紫波郡の生まれで、北原白秋に師事し「赤い鳥」で活躍しました。また、新美南吉を世に紹介した人でもあります。
私のウォーキングコース、旭が丘中央公園に「たき火」の詩碑があります。