『マニエリスム芸術論』(若桑みどり/ちくま学芸文庫)を読みながらリチャード・パワーズの『われらが歌う時』(高吉一郎訳/新潮社)を再読しています。
先月は『囚人のジレンマ』を再読したのですが、パワーズの小説って次から次へと読みたくなるんです。でもそうなるとほかの本に手を付けることができなくなります。読まなければならないと勝手に決めてある本が山のように残っているのです。
月が変わったからいいだろうと『われらが歌う時』を読み始めました。なぜこれを選んだのか。『囚人のジレンマ』同様、「家族」がテーマの一つになっているからです。