旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

「池上線」

今週のBSプレミアム『新日本風土記』は「東京 池上線の旅」でした。池上線と聞くと本門寺と、あのヒット曲が思い浮かびます。西島三重子が歌い1976年にリリースされた「池上線」(佐藤順英/作詞、西島三重子/作曲)です。番組の冒頭で、曲名は出さずに、ヒット曲を思い出す年代の人たちもいるだろうとのナレーションがありましたが、「池上線」は流されませんでした。
「池上線」は私の中でほかの二曲とセットになっています。「両国橋」と「アメリカ橋」です。東京の中のややマイナーな場所がタイトルになっていて、同じ頃にヒットした曲だからです。
「両国橋」(喜多條忠/作詞、吉田拓郎/作曲)は東映がポスト藤純子として売りだそうとしていた松平純子が歌いました。1975年の映画『新幹線大爆破』の挿入曲で、もちろん彼女も出演しています。今では由紀さおりのカバーで知られています。オリジナルは、日野皓正のバンドで活躍したサックス奏者の村岡健(むらおかたける)による編曲が秀逸です。
アメリカ橋」(奥山侊伸/作詞、信楽順三/作曲)は湖東美歌の歌唱で1976年に発売されました。数年後に狩人がカバーしています。山川豊の同名異曲の方が有名になってしまいましたが、この曲がなければ山口洋子の作詞はなかったはずです。
この三曲、私は結構好きです。大ヒットした曲よりも私をあの頃に戻らせてくれます。でも音源は持っていません。