旭亭だより

年金暮らし老人の近況報告です

2022-09-01から1ヶ月間の記事一覧

イスラーム史に戻る

ビザンツ帝国に関する本を何冊か読みました。スラヴ史に進むことも考えましたが、イスラーム史に戻ることにしました。次はムガル帝国です。オスマン帝国を知ったことで『ドン・キホーテ』がより近しいものになりました。これまで読んだ小説が、歴史を知ること…

紅梅に若葉が

今年の冬にたぬきの森(ベランダの鉢植え群)の仲間になった紅梅ですが、初夏あたりから葉が丸まり、じきにすべて落ちてしまいました。ベランダは一日中日が射し、真夏にはかなりの高温になります。新参者にはこれが耐えられず、枯れていく木もありました。…

百均でUSB Type-C変換アダプターを

近所の百均でUSB Type-C - USB Aの変換アダプターを買いました。DACに繋いでみましたが、何の問題もありませんでした。百均でこんなものも売ってるんですね。

「で」と「に」

朝散歩の音楽は、今は阿久悠の作詞した作品のコンピレーションです。浅川の土手を歩いていたら、「ジョニイへの伝言」「五番街のマリーへ」が流れました。私にとってペトロ&カプリシャスのリードシンガーは前野曜子なのですが、高橋まり(現高橋真梨子)の…

ラーメン屋で働く

ラーメンは好物ですが、袋麺で満足していて、お店には十年以上行っていません。そんな私がラーメン屋で働く夢を見ました。若い私が有名なラーメン屋に職を得ました。料理人志望ではないので、修行のためではありません。頑固店主だったらすぐやめようと出勤…

ボケ一輪

年中咲いているたぬきの森(ベランダの鉢植え群)のボケですが、今年の夏は咲かず、葉も早々に落としてしまいました。白いツバキのように枯れてしまうのではないかと心配になりました。でも枝はしっかりしています。「よかったね」とほっとしていたら、それ…

「古い故人」を供養する『死者の書』

富岡多惠子著『釋迢空ノート』(岩波現代文庫/2006年)を読み終えました。釋迢空(折口信夫)の著書や安藤礼二著『折口信夫』(講談社/2014年)を広げながらの読書で、時間はかかりましたがとても有意義な経験となりました。安藤の『折口信夫』はこの本に拠…

紋次郎かも

昨日、子ガラス紋次郎が出没していたあたりで、餌を探している一羽ガラスを見かけました。道の真ん中をゆうゆうと歩くのも紋次郎に似ています。目が合いました。ここで首を振りながら私の方に来るなら間違いなく紋次郎です。が、残念。でも紋次郎と思うこと…

山城むつみ『ドストエフスキー』

『カラマーゾフの兄弟』、今回は亀山郁夫の訳(光文社古典新訳文庫/2006年)で読んでいます。亀山訳は前にも読んだことがあるのですが、刊行が追いつかず、待つのがじれったくて、途中で放棄してしまいました。カラマーゾフは米川正夫訳で高校生のときにはじ…

セルバンテスとシェイクスピア

『ドン・キホーテ』前篇のミコミコン大国の王女ミコミコーナ姫ことドロテーアのエピソードも終りに近づきました。途中には『愚かな物好きの話』という小説が挟み込まれています。「二人の親友」の愚かさとラマンチャ村の郷士のそれを、どうしても比べてしまい…

お香まで値上がり?

仕事をやめ一日中家にいるようになってから、スティックタイプのお香をたいています。瞑想、なんてとんでもない、部屋が老人臭くなるのを防ぐためです。日替わりで三種類のお香を使っています。うち二種は常に同じもので、一つだけはいろいろ変えています。…

トンボの雨宿り

昨日は昼前から雨になりました。激しくはなかったのですが、トンボがベランダで雨宿りをしていました。三時間ほどいたのでしょうか。

中腰の作業

腰の具合がよくなったので、たぬきの森(ベランダの鉢植え群)の手入れをしました。今回は植え替えはなし。土を補充し、油粕を入れました。白のツバキがとうとう枯れてしまいました。病気にかかっていたことはわかっていましたが、何もできませんでした。最…

秋の道を

ほぼ一月半ぶりに朝散歩をしてきました。熱中症の後遺症なのでしょうが、ふらつくことがあり、長い距離は歩かないようにしていました。コスモスが満開でヒガンバナも咲き、すっかり秋景色になっていました。一番短いコースを選んだのですが、後半はだいぶバ…

お世話になりました

熱中症で倒れたときに腰を痛め、翌日から腰痛ベルトを巻きました。たまに腰痛があるので、用心のために買っておいたものですが、使うのははじめてでした。ベルトはとても役に立ちました。なかったら、数日は寝たきりだったかもしれません。でもそれに頼って…

柳田國男「神道私見」

『柳田國男全集 13』(ちくま文庫/1990年)に収録されている「神道私見」で新たな知見を得ました。「大正二年の六月、内務省はその神社局を自分の方に保留して宗教局だけを文部省に移管しました。宗教局においては仏教・基督教とともに、今日のいわゆる神道…

バッカスといえば

昨日の便りに歌手のガス・バッカスのことを書きましたが、私にとってバッカスのいえば、ワインの神様ではなく、横山光輝先生の『鉄人28号』に登場する鉄人の強敵だったロボットの名前です。ドクロに似た頭部が印象的でした。Bacchusというメーカーのベースを…

本はスバヤク

還暦を過ぎた頃から本を読むスピードが落ちてきました。また内容を忘れ、前に戻ることも増えました。「それもいいじゃない」とさほど気にしてもいません。不可逆と諦めてはいたのですが、どうしたわけか最近になってスピードが上がってきました。もっともっ…

よくなってはいるようです

マッサージに行くことも検討していた腰の痛みですが、少しずつですがよくなっているようです。一番痛むのは起床時です。さっと起きられるようになりましたが、痛みが残ります。寝ているときに腰が伸ばしっきりになっているせいでしょうか。体を動かし始める…

本がすいすい読める

ふと折口信夫の『日本藝能史六講』(講談社学術文庫/1991年)が読みたくなりました。折口の文体が苦手で、読むときは覚悟を決めるようなことをしているのですが、それをしなくてもすっと入っていけました。熱中症で倒れてから、なぜか本が楽に読めるようにな…

はじまりのロックンロール

PROPER BOXにはロックンロールやそれに繋がる音楽のコンピレーションがいくつもあります。いつか聞くだろうと目にすると買うようにしていました。今年になってやっとそれらを聞くようになりました。曲もシンガーの名も知らず、途中で止めてしまうこともしば…

サファヴィー朝の前に

イスラーム史の読書、オスマン帝国の次はサファヴィー朝に進む予定でしたが、その前にビザンツ帝国に関する本を読むことにしました。暫しイスラーム史から離れることになります。『ドン・キホーテ』を読んでいたら『カラマーゾフの兄弟』も読みたくなりました…

老人が働くこと

私が働き始めた頃の定年年齢は多くの会社で55歳でした。年金で豊かな老後を送ることが奨励されていたのは、それが実現可能だったからでしょう。数年後には年金だけで海外で生活する人たちが紹介されるようにもなりました。 10年ほど前までは、生き甲斐や認知…

真っ白い地図

住んでいる町の地図を作る夢を見ました。渡されたのは白い紙でした。自分の家を真ん中に置き書き始めようとしましたが、家のことが、どこにあるのかどんな形をしているのか、まったく思い浮かばないのです。辺りを見回しても何もありません。真っ白なのです…

マッサージに行こうかな

腰の痛みはだいぶなくなりましたが、ある時点で止まってしまったようで、それ以上よくなりません。整形外科へ行くべきなのでしょうが、躊躇しています。以前歩けないほど膝が痛み、整形外科に行ったことがあります。ところが、レントゲン検査では異常がない…

電車に乗りました

熱中症で倒れてから、一駅だけでしたが、はじめて電車に乗りました。嫌でも倒れたらどうしようと考えてしまいます。気楽に出かけるのは、もう少し先になりそうです。杖をつくという手もありますが、ちょっと抵抗感があります。

セルバンテス『ドン・キホーテ』

最も繰り返し読んだ小説は『ドン・キホーテ』です。一番好きな小説でもあります。岩波文庫の旧訳に親しみを感じていますが、今は手許にありません。イスラーム史の本を読んでいて、『ドン・キホーテ』がまた読みたくなりました。ミゲル・デ・セルバンテス・サ…

『What is Tanuki?』

本は買わないことに決めていますが、今朝の東京新聞の読書欄にその決意が揺らぎそうな本が紹介されていました。「動物生態学者が書いたタヌキ学の本」『What is Tanuki?』(佐伯緑著/東京大学出版会)です。四十歳を過ぎた頃、鏡を見て自分がタヌキに似てい…

ひっかかる旋律

音楽が聞けるようになりました。今はモーツァルトのある曲の第一楽章を様々な演奏で聞いています。誰が言ったか覚えていないのですが、「モーツァルトってドレミばっかりでしょ」は的確な指摘だと感心しています。それは否定的な意味で述べられていました。…

夢の助けは終わりました

熱中症で倒れた日から、普段は嫌な夢を見ることが多いのですが、ほとんどが楽しい夢になりました。それは「脳が私のダメージを和らげようと働いているのではないか」と以前に書きました。「夢に激励されています」とも。ところが先週から前の割合に戻り始め…